【導入】ミャンマーを自転車で走ってきた。
ヤンゴンから古都バガンまで大河エーヤワディー川を遡上するように走りたい
と、ネットで調べてみると、ヒットするのはタイとの国境越えなど別ルートばかり。
自転車旅行の情報はあまりなく、とりあえず航空券を購入した後、
観光ビザを入手しにミャンマー西日本センターに足を運ぶ。
(Eビザというネットで簡単に申請できて紙を印刷してもってくタイプのもあるが、
パスポートに格好の良いビザシールが貰えないため除外)
そこにいたミャンマー通のおじさんに自転車で旅行しようと思うんですけど、、と控えめに伝えると
「雨期のミャンマーに自転車旅行なんて馬鹿か?去年は洪水で何百人も亡くなってる。こないだはドイツ人旅行者が死んだそうだよ。第一外国人が旅行できる場所も限られてるんだ。」としっかり脅された。
かなりビビった僕は、無理そうだったらバックパッカーとして旅をしよう…と旅に柔軟性を持たせるため、いつものように自転車を日本から輸送することはやめ、必要に応じて現地調達することを決断。出発当日にいつものように焦って準備を済ませ、
待っていたのは心優しい人々と厳しい自然の脅威であった。(つづく)