ミャンマーピイの行き方と、たいへん示唆に富むiPhone5s の壊し方。
2日目ヤンゴンYangonの続き。
ざっくりいうと、ヤンゴンの駅は街の中心から北へ大きい歩道橋で線路を渡った先にある。
近郊線の駅と遠距離線の駅とは別にあるので窓口のおじさんに行き先を告げて聞いてみる。駅なら英語は通じたし大体親切に教えてくれる。
窓口の錆びついた鉄格子越しに係員に話しかける。
「ピイPyayに行きたいのですが」
「今日?13:00出発ね。料金は2000K(≒180円)」
「えっ20000K(≒1800円)?(さすがに2000Kは安すぎるものね。。)」
「いや、2000Kだよ。はいチケット。」
あまりにも安い。ヤンゴンからピイまで約300kmで180円。
8時間くらい鉄道に乗っていられるのに。
元が取れているのだろうか、不安になる。燃料代も出るのだろうか??
各ホームに降りる前の廊下。ホーム番線表示の右がビルマ数字。
まだ出発まで時間があったので、遠くを眺めながら散歩していたら(危ない)
良い感じの教会を見つけた。
おそらく旧宗主国イギリスの統治時代のものだろう。
僕はそういう厳かで重厚で歴史ある建物には何やら惹かれてしまうので、
その方角に向かって進む。
途中迷いながら、道行く人に訪ねながらやっと辿り着いた。
しかし突然の豪雨。傘を持たずおニューのゴアテックスのかっぱの防水性能を楽しみながらの散歩だった。今までiPhone5sは水に濡れても平気だったのでまぁいけるだろう。、と調子に乗って、一応手で覆いつつも雨にバンバン打たれながら動画とか撮っちゃってたら、、、、、壊れた。
急に砂嵐みたいな画面になって、発熱して、電源が切れた。
そのまま何度ボタンを押しても電源はつかなくなった。
再起不能になったのは、撮影禁止って書いてあったような気がする教会内部で写真を取ってた最中だった。
神の怒りに触れたのである。
今回自転車からの動画撮影をしようと、風景を丸ごと切り取れる魚眼レンズやらハンドルにガシッと安定して装着できるパーツやらをわざわざ調達して備えてきたのに、このざま。もう文章を書くしかない。あと動画は撮れないしレンズはピントがぼやけぱっとしない一眼デジカメでなんとか記録していこう。そして
次からは雨の降る街を歩くときは、傘を差して歩こう。
ちなみにSaint Mary Churchという1899年に建てられたそこそこ古い教会でした。
旅二日目にして携帯を亡くしたので
旅の情報源は3年前の「地球の歩き方」と「旅の指さし会話帳 ミャンマー語編」のみとなった。
役に立つ割合を言えば、歩き方:指差し=1:9くらい。
なぜなら僕の行こうとしている道は、街は、ことごとく歩き方には記載がないのだから。。。
そして道に迷ったら、美味しい飯屋を知りたければ、ベンチの隣に座っている人の年齢、出身地、家族構成を知りたければ、指差し会話帳を使って聞けばいいのである。
インターネットを使って顔を持たない冷血なデータをやり取りする代わりに
生きて血の通った人たちと話せる機会が増えたと考えよう。
いい旅になりそう。(涙目)